(再録)ふるさとの野山2010年2月9日
2010年7月28日 虫のたわごと コメント (2)(個人的ルーツのはなし)
(「たわごと」とかめーる個人に興味の無い方は読み飛ばし推奨)
日記テーマ「虫のたわごと」
==================================
人間に擬態している私が、人ならざる者として違和感を感じた事を述べる、
ほぼ自己満足のコーナー。
(主な内容)
1.システムとしての生態系と進化
2.生産の技術・消費の技術
3.人間社会に対する違和感
==================================
2日前の両生類の話から、そこはかとなくつづく。
小学生の時は、学校から帰ると毎日網とバケツを持って山に遊びに行っていました。
低学年の頃(昭和50年前後まで)は、まだ山で遊ぶ子供もいましたが、
高学年になる頃には、子供の遊び方が変わってきて、
そんな子供も皆無という状態になっていましたが、
私は中学の時も暇があれば山へ行ってましたし、
高校・大学・社会人と大阪を離れるまでずーっと暇をみて巡回していました。
自分ほどあの地域を定点観測していた人は居ないと自負しています。
どこに、どういう生き物が居るか、どうして居なくなったのか?
実に色んな事を感じるきっかけがありました。
そういう自分の中のセンスからすると、世の中のエコロジーかぶれの人が吐く言葉に、
「あ、こいつ知識だけで喋ってるな。」という感想を持つ事がしばしばあります。
(特に地球温暖化をめぐる議論は理論だけで回っている感がいっぱいです。)
私の育った家は、ちょうど万博の頃に出来た新興住宅地で、
田畑や、山が、どんどん住宅地として蚕食されて行く最中でした。
当時遊んでいた山は、第二阪和の接続道路が通ったため見る影もありません。
(それについての哀惜の想いは別の機会に。)
生き物が居なくなる主な原因は生息地の破壊であり、環境汚染だとか、
乱獲とか(生態系の上位のものは除きます。)、温暖化とかで居なくなった生物は、
まだ見たことがありません。
メダカは特に好きな生き物で、その分布が減少していく様は逐一把握していましたが、
メダカを絶滅危惧種にまで追い込んだのは、U字側溝であり、農薬なんぞではありません。
実際メダカほど生命力の強い生き物は居ません。
自分の今の家の裏に公園があり、そこにメダカが居るのですが、
とうてい綺麗とはいえない油が浮いた泥沼のような所で、
夏はひからびて40℃近くあるんじゃないか?
というような環境でも平気で生き延びて、
毎年子ども達の格好の獲物になっています。
(数年前から色メダカが混じってきて、遺伝子混雑に心を痛めているのはまた別の話。)
薬にも強く、塩分に対する耐性もあり、魚類最強と言って良い環境適応力を持っています。
それが居なくなったというのは、ひとえにどこもかしこも整備して、
水が干上がった時に退避する場所が無くなった結果。
(ただし、湖沼環境においてブラックバスとブルーギルが
在来種にとって壊滅的な打撃を与えていることは間違いないです。)
一番大事な事は生息場所を守るという事に尽きる。
それ以外の事は枝葉の議論なのです。
(2日前の日記のイモリの生息地は道路になってしまったさ~)
ただ単に、虫や魚を追いかけていただけですが、
余計な先入観を与えられる前から自然と触れ合っていたことが自分の基礎。
見てきたことに合わない事には違和感を感じる。
何かが違う、と考えて来た事がたわごとになりました。
(「たわごと」とかめーる個人に興味の無い方は読み飛ばし推奨)
日記テーマ「虫のたわごと」
==================================
人間に擬態している私が、人ならざる者として違和感を感じた事を述べる、
ほぼ自己満足のコーナー。
(主な内容)
1.システムとしての生態系と進化
2.生産の技術・消費の技術
3.人間社会に対する違和感
==================================
2日前の両生類の話から、そこはかとなくつづく。
小学生の時は、学校から帰ると毎日網とバケツを持って山に遊びに行っていました。
低学年の頃(昭和50年前後まで)は、まだ山で遊ぶ子供もいましたが、
高学年になる頃には、子供の遊び方が変わってきて、
そんな子供も皆無という状態になっていましたが、
私は中学の時も暇があれば山へ行ってましたし、
高校・大学・社会人と大阪を離れるまでずーっと暇をみて巡回していました。
自分ほどあの地域を定点観測していた人は居ないと自負しています。
どこに、どういう生き物が居るか、どうして居なくなったのか?
実に色んな事を感じるきっかけがありました。
そういう自分の中のセンスからすると、世の中のエコロジーかぶれの人が吐く言葉に、
「あ、こいつ知識だけで喋ってるな。」という感想を持つ事がしばしばあります。
(特に地球温暖化をめぐる議論は理論だけで回っている感がいっぱいです。)
私の育った家は、ちょうど万博の頃に出来た新興住宅地で、
田畑や、山が、どんどん住宅地として蚕食されて行く最中でした。
当時遊んでいた山は、第二阪和の接続道路が通ったため見る影もありません。
(それについての哀惜の想いは別の機会に。)
生き物が居なくなる主な原因は生息地の破壊であり、環境汚染だとか、
乱獲とか(生態系の上位のものは除きます。)、温暖化とかで居なくなった生物は、
まだ見たことがありません。
メダカは特に好きな生き物で、その分布が減少していく様は逐一把握していましたが、
メダカを絶滅危惧種にまで追い込んだのは、U字側溝であり、農薬なんぞではありません。
実際メダカほど生命力の強い生き物は居ません。
自分の今の家の裏に公園があり、そこにメダカが居るのですが、
とうてい綺麗とはいえない油が浮いた泥沼のような所で、
夏はひからびて40℃近くあるんじゃないか?
というような環境でも平気で生き延びて、
毎年子ども達の格好の獲物になっています。
(数年前から色メダカが混じってきて、遺伝子混雑に心を痛めているのはまた別の話。)
薬にも強く、塩分に対する耐性もあり、魚類最強と言って良い環境適応力を持っています。
それが居なくなったというのは、ひとえにどこもかしこも整備して、
水が干上がった時に退避する場所が無くなった結果。
(ただし、湖沼環境においてブラックバスとブルーギルが
在来種にとって壊滅的な打撃を与えていることは間違いないです。)
一番大事な事は生息場所を守るという事に尽きる。
それ以外の事は枝葉の議論なのです。
(2日前の日記のイモリの生息地は道路になってしまったさ~)
ただ単に、虫や魚を追いかけていただけですが、
余計な先入観を与えられる前から自然と触れ合っていたことが自分の基礎。
見てきたことに合わない事には違和感を感じる。
何かが違う、と考えて来た事がたわごとになりました。
コメント