このシリーズも再録しときますか・・・。



日記テーマに「虫のたわごと」を追加。
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人間に擬態している私が、人間の理の外から思想的なものを述べる
閲覧者ドン引きのコーナー
学生時代の私の怨念がこもっています。需要が無くても書くんだぜ~。
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CO2削減が世界のコンセンサスみたいに語られていますが、
それってそんなに重要なの?

地質年代的時間軸で考えると、
白亜紀以降地球は寒冷化の一途をたどっている。
今は氷河期と氷河期の間にちょっと暖かくなっているにすぎない。

寒冷な気候が良いか、温暖な気候が良いかというと、
温暖な方が良いに決まっている。

CO2濃度だけが、地球の温度を決める訳ではありませんが、
1800年代まで280ppmで安定(歴史年代的な時間軸では)していたCO2濃度が、
それ以降の化石燃料の使用により増加し2006年段階で381ppmだそうです。

ところが、ジュラ紀の濃度は3000ppmで、
CO2が何%増えるとかいうレベルの話ではなかったようです。

地球と太陽の距離で、供給する熱量は決まっているわけで、
CO2濃度が増えたからと言って生物が住めなくなるわけではない。

無論急激な気候変動により、大ダメージを受ける生物もいるわけですが、
それでシステムとしての生態系が崩壊するわけではない。

大体40年で枯渇すると言われている石油資源を、
25%削減して50年もたせる事にさしたる意味が有るとは思えない。

可採埋蔵量にはカラクリがあって、
正確に何十年石油資源が持つのか分からない所がありますが、
有限であることは間違いなく、この数十年のうちには今のようには浪費できなくなる。

新エネルギーと言うが、それだって結局石油が無いと成り立たない。

循環型社会への移行はいやおう無しで、
きっとそれは、温暖化うんぬんというより、
いずれ人類の文明に壊滅的なダメージを与える。

人類の叡智で乗り越えられると思っているかもしれないが、
歴史はそれを否定している。

森を切って滅びてしまうのが、西洋文明の本質であり、
メソポタミアやギリシャと同じ運命がこの先待っていると言わざるを得ない。

ルネサンスに始まる近代西洋文明は、
先例にならって森を切って衰退して滅びるはずだったのが、
化石資源という過去の森に手を付けることで延命した。

今の文明は、理非の分からぬ、
それでいて金の使い方を覚えた11歳の子供が、
親のヘソクリを見つけて遊蕩三昧を繰り返しているにすぎない。

どこか罪悪感を感じているから、エコという言葉に逆らえない。

いずれ破綻する。
ただし、今度の破綻は地球規模だ。

CO2削減がどうとか言うよりも、
システムとしての生態系を守らないといけない。
それさえあれば、世界中で江戸時代になれば延命できる可能性はある。

学生時代の数字なので、今はどうか知らないが、
1年で四国と同じ面積の原生林が失われているらしい。
これを防ぐ事は、CO2削減と比べ、はるかに容易で意味のある事だ。

森を守れと言いたい。
今の世界は、5000年前に文字に書かれた人類最初の物語
ギルガメッシュに書かれたとおりになっている。

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私は人間の幸福のためなら、
いかなるものを犠牲にしても構わないと思っていた。

しかし、何千年後には何万のギルガメッシュが出てきて、
森の神を殺して無数の生命を奪ってしまう。

やがて森はなくなり、
地上には人間と人間によって飼育される動物と
植物だけしか残らないことになる。

それは荒涼たる世界だ。
人間の滅びに通ずる道だ
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